子吉川歳時記
1月
工事中
2月
コイの追い込み漁
≪芋川地区≫
3月
≪子吉川≫
弥生3月の子吉川は間もなく始まる漁期を静かに待っている。
子吉川河口の起点標柱 |
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笹子川と子吉川の合流点から上流を望む |
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上流の鶯川 |
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4月
≪全域≫ サクラマス・イワナ・ヤマメ漁の解禁
子吉川では本支流を含め、下流域から中流域までサクラマス漁がおこなわれ、近年はそれがブームとなり東日本全域から釣り人が訪れる。
4月1日の解禁日ともなると待ちかねたように川がにぎやかになり、釣り人は半年ぶりの竿の感触を確かめる。
5月
≪全域≫ サクラマスの放流
前年秋に孵化し、5月に放流されたサクラマスは翌年の春まで淡水である川で育ち、一歳半ころに日本海に出る。
1年間を海で過ごし体内コンパスとふるさとのにおいの記憶だけを頼りに、帰ってくる。サクラの咲く時期に回帰するので
サクラマスと呼ばれているとか・・・。
産卵期は9月から10月、それまで川の中流域で過ごし、秋になると一斉に生まれ育った支流の小さな流れを目指し、
産卵後には死んでしまう。
卵は11月、12月に孵化、稚魚は遺伝子に導かれ、親のたどった道を繰り返す。
さくらますの寿命は3年弱と短い、それをいただく我々は謙虚に自然に感謝しなければ・・・
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地区長さんのお話のあと |
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バケツに分けられた稚魚を |
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子供たちも放流 |
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お孫さんもおじいちゃんのお手伝い |
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≪本荘地区≫ 子吉川ガニ祭り
子供たちが待ちに待った祭り、なんといっても楽しいのが軍手でのつかみ取り、というよりもハサミでつかまれるのだが・・・
そして大人たちは、カニの出汁たっぷりのカニ味噌汁を味わう。
6月
≪全域≫アユの放流
子吉川の中流域はアユ釣りのメッカ、釣り人も多く環境や生態維持のためにも放流は欠かせない。アユが傷つかないように優しく放流する。
秀麗な鳥海山を仰ぎ見ながら育つアユが不味かろうはずがない。
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どこで見つけたのやら、子吉川の流域図とそっくりの木の枝を見つけてきて、それをもとに子供たちに説明、素晴らしい |
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≪全域≫イワナ・ヤマメの放流
渓流釣りは、サクラマス、アユ釣りと並ぶ子吉川水系の3本柱、本支流の上流の隅々まで放流している。
今回は鳥海地区に同行、この日は朝から土砂降りの空模様、そんな早朝午前6時、稚魚を積み込み、さあ出発
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どこまで行くんかい!!、とも言えず・・・。これでも今年は手代沢に放流しないので、まだマシなほうなんだそうな・・・。 |
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あらためて、見慣れた景色ばかりではないわが郷土の広さに驚かされた一日・・・。
≪矢島地区≫ アユの特別採捕
アユが遡上するときに障害となるのが農業用の堰堤・頭首工、小さなアユでは魚道すら越えられないため、県の許可を
得て堰堤の下流から上流に運び上げてやるのも大事な職務、汗を流す組合員たちの面々・・・
おーい、あぶねーぞー、などと叫びたくなるのだが、そこはそれ、勝手知ったる・・・。
7月
≪全域≫ アユの解禁
解禁日に合わせ泊りがけでやってくる釣り人も。そのために遊漁券販売店や漁場監視員の方々は大忙しとなる。
8月
≪矢島地区≫ あゆ祭り
工事中・・・
9月
≪全域≫
工事中・・・
10月
≪全域≫ コイの放流
元鯉は羽後町の西馬音内から役員が分担して運ぶ。
昨年は近所の女の子も参加、最初はおっかなびっくり、最後には掴めるように・・・。
≪全域≫ モクズガニの放流
モクズガニだけは県内に孵化業者がおらず、毎年山形県から買い入れ、ただ、残念ながら28年度は稚ガニの
孵化が思わしくないそうで購入できず、27年度の画像・・・
目に入れても痛くないとはこのことかと思えるような、最初は藻の中に隠れて、どこにいるのやらと・・・
≪子吉川・石沢川≫ サケの遡上
鮭は産卵のために秋にふるさとの川に帰ってくる。その量の何十分男十分の一かのサクラマスも・・・。
それを捕えてサクラマス稚魚の親魚として育てなければならない・・・。
その姿をじっと見ているとあまりにも健気で・・・
11月
今年のシーズンも終了、山には雪の便りが・・・
12月
子吉川は、春までしばしの眠りにつく・・・